SL銀河出発進行 C58 空に舞い上がるように「銀河鉄道の夜」を疾走

 【鉄道ファン必見】

 宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」で主人公が乗った銀河鉄道をモチーフにした「SL銀河」が4月29日から、岩手県のJR釜石線(花巻-釜石間90・2キロ)で運行を始める。観光客を誘致して、震災復興の起爆剤にしようというSL銀河の運行は4年目。同県遠野市の通称・めがね橋(宮守川橋梁)を走る姿は鉄道ファンや観光客を魅了し、毎年多くの人が訪れている。

 「SL銀河」は、JR東日本が総額20億円をかけ、かつて岩手県内で活躍した後、昭和47年から盛岡市の県営運動公園に展示されていた昭和15年製の蒸気機関車「C58 239」を復活させた。

 「銀河鉄道の夜」をモチーフに趣向を凝らした客車4両の外装には、同作品に登場する星座や動物が描かれ、車内はガス灯風の照明やステンドグラス、鋳物(南部鉄器)風の荷棚など、賢治が生きた大正から昭和の雰囲気がいっぱいだ。

 客車4両のうち3両には「イーハトーブと賢治」「ソーシャルデザインと賢治」「アーティスト賢治」-の宮沢賢治ギャラリーがあり、さらに最後尾の客車には、「銀河鉄道の夜」を体感できる月と星のミュージアム&プラネタリウムを備える。

 釜石線は、平成23年の東日本大震災で甚大な被害を受けた三陸沿岸の岩手県釜石市と、内陸の花巻市を結ぶ。座敷わらしやカッパ伝説の民話の里、遠野市が中間にあり、同市宮守町の通称めがね橋は「銀河鉄道の夜」のモデルという。

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