禁煙例外、舞台・スタジアムはOK 興行場の喫煙室認める

 他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙の防止対策で、禁煙の例外となる場所の全容が28日、分かった。当初、スタジアムや体育館など運動施設は建物内全面禁煙としていたが、コンサートなどの興行に使用される場合には喫煙室の設置を認める。愛煙家が集うシガーバーや、歌舞伎の演目でキセルを使うなど演劇の舞台も規制の対象外。与党内で例外対象の拡大を求める声に押された形で、昨年秋に示した当初案から喫煙規制は後退した。

 政府は3月1日に修正した受動喫煙対策案を公表し、今国会に健康増進法の改正案を提出する。スナックやバーなど延べ床面積「30平方メートル以下」の小規模飲食店(酒類提供)も規制の例外とするが、数字は政令で定める方針。飲食店や職場に既に設置されている喫煙室は規制強化後も5年間猶予期間を設け、使用を認める。

 禁煙の例外場所は、他に旅館やホテルなどの客室、老人福祉施設の個室などの私的な空間、たばこの販売店や研究開発施設が挙がっている。

 厚生労働省は当初、飲食店を原則禁煙とする方向だったが、飲食業界や自民党から反対が相次いだ。サービス業界の負担を軽減するため、一人で切り盛りする小規模のバーやスナックは喫煙を認める方向になった。

 一方で、未成年の利用が想定されるラーメン屋や焼き鳥屋などは小規模でも原則禁煙とし、喫煙室の設置は認める。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ