数十秒で死亡…福島第1原発、毎時500シーベルト超えの衝撃 東電が火消しに躍起の「放射線量上昇」誤報

2号機の格納容器内で堆積物を除去するロボット。同ロボットの調査中に650シーベルトという高い線量が推計された。途中でカメラが暗くなり作業を中断したが、放射線の影響とみられている(東京電力提供)

2号機の格納容器内で堆積物を除去するロボット。同ロボットの調査中に650シーベルトという高い線量が推計された。途中でカメラが暗くなり作業を中断したが、放射線の影響とみられている(東京電力提供)

 明らかな事実誤認の記事で、高い放射線量は格納容器の中を調査した結果、初めて推計された値だ。決して上昇しているわけではない。福島第1原発では90カ所以上で放射線量を測定しているが、上昇した形跡はないという。

 こうした状況に、米原子力学会も「多くのメディアが発電所の放射線量が上昇したと伝えているが、明らかな間違いだ」とする意見をホームページに掲載している。

 国内メディアでも中国情報サイト「レコードチャイナ」が「福島原発内で高い放射線量、中国外交部が日本への渡航に注意喚起」との記事を掲載した。

 記事では6日に行われた中国外交部の定例記者会見の中で、「日本への渡航に注意するよう呼びかけた」としているが、日本の外務省に確認すると、「新たに注意を呼びかけてはいない」という。

 外務省の担当者によると、定例会見では確かに「中国国民に適切な旅行計画を立てるよう提案する」と述べているが、福島県内に避難指示地域が残っていることから従来の発言を繰り返したもので、今回の高い放射線量が見つかったことを受けたものではないのだという。

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