粗大ゴミを車で回っていた廃品回収業者に依頼したら…法外請求のナゼ

 【住まいの処方銭】意外な所に潜むリスク

 もうすぐ引っ越しシーズン。不用品が多く出る時期だ。冷蔵庫や洗濯機、粗大ゴミなどは定められた方法で処分したい。ここで、面倒になって家の前を車で回っていた廃品回収業者に依頼することがあるが…。

 リユース・リサイクルショップの業界団体である(一社)日本リユース機構(東京都千代田区)の代表理事、波多部彰さんは「こういった業者に頼むのは注意したい」と警鐘を鳴らす。実は、東京都には一般家庭の粗大ゴミを回収できる業者はいない。許可制度がないからだ。車で廃品回収をうたうのは複数の法に触れている可能性がある(自治体によっては、許可制度があるところもある)。

 良心的な会社もあるが、「呼び止めて、10万円と言われたのに、大型家電を詰め込んだあとに『100万円』と言われた話がある」(波多部さん)。断ると「自分で元に戻して」と言われ、泣く泣く支払う例もあるそう。また、マンション管理員が気を利かせて廃品回収のチラシを各戸に配布したが、依頼した居住者が高額な費用を払うハメになった例もあるとのこと。

 昨年12月には、「業界最大手」を売りにした東京都豊島区の廃品回収業者が逮捕された。複数の社名を使い分け、回収に訪れたときに「規格外だ」と答え、高額な料金を請求していた。

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