「たばこ文化」どう思う? 規制強化に飲食店は困惑 “禁煙法案”国会提出迫る

 【産経女子特区】

 東京五輪・パラリンピックを視野に国が今国会での提出を目指す、受動喫煙対策強化法案(「健康増進法」改正案)。成立すれば、バーなどの飲食店も原則的に禁煙となる。喫煙室の設置は認めるというが、店内を分断し、酒場の姿も大きく変わってゆくだろう。一方では日本の分煙環境が訪日外国人に高く評価されている現実もあり、今以上の規制強化に疑問の声も高まる。今月示された法案概要では、30平方メートル以下の小規模酒場は禁煙の対象外となった。しかし、嗜(たしな)みの問題を面積だけで単純に線引きできるものだろうか。今こそ「たばこ文化」を考えてみたい。

規制強化に飲食店は困惑

 夜のとばりが降りた東京・下北沢のバス通り沿い。白い楕円(だえん)の看板に灯る明かりが、黒い壁の演劇ポスターを照らす。ジャズバー「レディジェーン」の重い扉を開くと、いつもの古いレコードの温もりとたばこのにおいが漂ってきた。

 創業42年目。自由闊達な空間が多くの演劇人らに愛されてきた。平成元(1989)年に死去した俳優・松田優作が残したボトルがいまもキープされたままになっている。松田はここで、長い指にマールボロを挟みグラスを傾けていた。松田のような客は時代の流れで減ったものの、今も3割ほどがたばこをくゆらせる。

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