【りこめんど】広がる永代供養 お墓の多様なニーズに対応

 多様化するお墓のニーズを受け、寺院などに遺骨の供養や墓の管理を任せる永代供養が広がっている。葬祭関連コンサルティングのアンカレッジ(東京都港区)では、5年前から首都圏の寺院を中心に「庭苑」と呼ぶ独自の樹木葬・永代供養墓を本格展開し、これまでに700区画以上の販売実績があるという。

 寺院の敷地の中に、花と緑に彩られた個人の墓や夫婦の墓、家族の墓といった区画を個別に設け、墓標の下の土中に専用の骨つぼを埋葬する。墓標には彫刻などのデザインを施すことも可能。墓が置かれる期間(埋葬期間)が終了すると合葬される。

 交通至便な立地の都心部をはじめ、雄大な自然に囲まれた伊豆大島(東京都大島町)など7カ所に展開する。安詳寺久が原庭苑(東京都大田区)の場合、販売中の1人用個人墓は埋葬期間が13年か33年のいずれかで、永代供養料は50万円から(納骨手数料など除く)。

 最近は少子高齢化などで墓地管理が困難になり、引き継ぐ親族らがいなくなって長い間放置される「無縁墓」も目立っている。このため、自分の代でお墓の問題を解決しようという人が増えている。

 同社の伊藤照男代表は「独身の方、子供がいない方、そして子供に面倒をかけたくないといった方からの問い合わせが多い。もう先祖代々のお墓は難しくなっている」と話す。

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