ふんどし姿で「お祝いだ」 氷点下11度の群馬・川原湯温泉で「湯かけ祭り」

 氷点下11度、まだ暗い大寒の20日早朝、ふんどし一丁の男衆60人が今年も豪快に湯をかけ合った。400年の歴史を持つ川原湯温泉(長野原町)の奇祭「湯かけ祭り」。八ッ場ダム建設に伴い高台に移動した共同浴場「王湯」を舞台に行われるのは3回目。湯けむりの中、無病息災と温泉街の繁栄を祈り「お祝いだ!」の叫び声が響きわたった。

 日の出前の午前5時、勇壮な湯かけ太鼓とともに神事が始まった。神主の祝詞、酒だるの鏡割りの後、8歳から58歳という60人が鉢巻、下帯、足袋、真新しい手おけを手に登場。紅白2組に分かれて気勢をあげる。湯で体を暖めているとはいえ吐く息は真っ白だ。

 鎌倉時代に見つかったという温泉の湯が出なくなったのが400年前。困った村人が鶏を供え祈祷(きとう)すると、湧き出し、「お湯湧いた」「お祝いだ」と祝いの湯をかけ合ったのが由来だ。

 午前6時、「お祝いだ、お祝いだ」。叫び声ととも湯のかけ合いが始まった。2百人近い見物客も湯しぶきを浴びながら見入っている。辺りは白い湯気と熱気であふれかえった。

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