山梨県庁猫捕獲大作戦 17匹の野良猫を捕獲 前日に去勢手術の12匹を元の場所に

 山梨県は13、14の両日、愛護団体と連携し、県庁(甲府市)の敷地内に長期間住み着いていた20匹近い野良猫の捕獲作業を行った。去勢・避妊手術をして元の場所に戻す「TNR」と呼ばれる取り組みが目的だ。県庁周辺では昨春以降野良猫が目立ちはじめ、“猫スポット”として愛好家らの注目を集めていたが、来庁者や近隣店舗などからの苦情もあった。対応に苦慮していた県が、一代限りの共生を目指す介入に踏み切った形だ。

 県庁では昨春、敷地内を公園化した後に猫が目立ち始め、「車に足跡をつける」「店舗の壁をひっかく」といった苦情が寄せられていた。県財産管理課は当初、野良猫の排除を模索。猫が集まる原因とみられていた餌を与えている人に育ててもらうことを考えたが、こうした人たちは、自分が飼い主であることを認めなかったという。

 「繁殖を抑止し、一代限りでかわいがる」との考え方であるTNRに県がかじを切ったのは、動物愛護を担当する別の課から、「春の繁殖期を迎えれば、野良猫は一気に増える」と指摘を受けたためだった。

 県によると、13、14両日は計17匹の野良猫が捕獲され、14日には、前日に去勢手術を受けた12匹が早速元の場所に戻された。財産管理課は「来庁者や子供をひっかき、けがをさせては大変。時間をかけても、猫を減らしていくことで解決を図りたい」と話す。

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