山梨県庁ネコ捕獲大作戦 野良猫“捕獲作戦”スタート 去勢・避妊へ

 山梨県庁に多くの野良猫が集まっている問題で、動物愛護団体が13日午前9時、県庁内で野良猫の捕獲を開始した。捕獲した猫は、団体の経費で避妊・去勢手術を施し、とりあえず元の場所に返す方針だ。20匹程度がいるとみられるが、昼までに計11匹が捕獲された。

 猫を捕獲するために用いるのは、1匹分が収まる大きさの長方形の檻。エサを仕掛け、中に猫が入ると、扉が自動的に閉まる仕組みだ。

 猫が最も多く集まる大通り沿いの入り口や県議会に続く生け垣周辺を中心に、約20個の檻を設置した。

 県庁職員や大勢の報道陣、様子をうかがい訪れた地元の住民らが見守る中、猫たちはエサに気づくと、恐る恐る檻に近づき、次々に捕獲された。

 捕獲された猫は、手術を受けるために動物病院に搬送。同日中に手術し、愛護団体が1日静養させた後、捕獲した場所に戻す。いわゆる「さくら猫」(術後と分かるよう耳に三角形の切り込みを入れた猫)として扱う。

 県は猫の写真を撮り、週明けの16日以降、ホームページで里親を募集する方針だ。

 13日の捕獲は午後3時までの予定。捕まりきらなければ、翌日に持ち越す。

 捕獲作戦は地元自治会が主導する形をとり、県内の動物愛護3団体や県が参加した。

 県財産管理課の塩野開課長は「これ以上増やさないことを優先した。来庁した子供にけがをさせるようなことがあっては大変。里親を見つけることが猫にとっても一番の幸せと考えている。猫がいる状況はすぐには変わらないが、長い目で解決していきたい」と話した。

 愛護団体「ノーモアアーリーキャッツ」の塩島亜貴さん(41)は「2月の発情期の前に手を打たねばと思い、県庁に声をかけた。不幸な猫を増やさないことが大事。去勢・避妊で一代限りの命を見守ってもらう環境を作っている」と述べた。

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