エヴァ名曲に思い入れなし、「神話」は「凶器」だった 作詞家の及川眠子さん

【談】人生は歌詞のごとく 及川眠子さん 作詞家

 --アニメの名曲「残酷な天使のテーゼ」(平成7年発売)は私も大好きでした。どうやって作ったのか興味があります

 及川 書いたのは30代半ばのとき。発注時は当然、放送前でしたから、未完成の2話分のビデオと企画書を渡されて、プロデューサーに「難しく」「哲学的に」と言われました。

 --企画書は熟読するとして、たったそれだけの材料で?

 及川 いや、企画書を熟読したことなんかないですよ。

 --えーっ、そうなんですか!?

 及川 熟読するものではないと思い込んでいるんです。流し読むと大事なところがパッパッと浮き上がってくる。「年上の女性」と「母親」「14歳の少年少女」。詞を書く上での大事なところというのは関係性。これだけのネタがあれば十分。テーマ自体はそう難しいものではないですよ。「坊や大きくならないで」と願う母親の心情をレトリックを駆使して書きました。「この子は今こんなにかわいいけどいつかは巣立っていくのだな」と…。

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