ノーベル賞はいらない? 憶測呼ぶボブ・ディラン氏の沈黙 前代未聞の“反抗”に関係者苛立ち

 【ロンドン=岡部伸、ロサンゼルス=中村将】歌手初のノーベル文学賞授与が発表された米シンガー・ソングライター、ボブ・ディランさん(75)が受賞に関して沈黙を続けており、受賞辞退や12月10日の授賞式出席をめぐり臆測を呼んでいる。関係者からはノーベル賞の権威を傷つけるような前代未聞の“反抗”に「無礼で傲慢(ごうまん)」とのいらだちの声も上がり始めた。

 ガーディアン紙は20日、ディラン氏の公式サイトに「ノーベル文学賞受賞者」が18日に書き加えられ、「ついに受賞を受け入れた」と報じた。同紙は翌21日、その表記がサイトから消えたと報じた。

 ディラン氏は受賞について公式発言を控え、連絡さえ途絶えたままだ。スウェーデン・アカデミーのダニウス事務局長は電話やメールで接触を試みたが、受賞発表の13日以降、連絡できたのはレコード会社関係者らだけ。アカデミー関係者は「発表日に連絡できなかった例はあるが、これほど長くできなかったことはほとんどない」と話し、17日時点でディラン氏との接触を断念した。

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