ベリーダンスで心のケア 即興で踊れる手軽さと芸術による癒やしの力に着目

 ベリーダンスは趣味として習っていたが、教室の指導者が高齢者施設を慰問していることがヒントになった。入所者が笑顔で手をたたいたり体を揺らしたりするという話を聞き、意思疎通の難しい認知症患者や終末期のがん患者が相手でも「言葉に頼らず、心のケアができる」と考えた。

 「日本生命倫理学会」で知り合った村岡潔・佛教大教授(医学哲学)に誘われ、今年4月から、仏教に基づくケアの在り方を考える「佛教大学ビハーラ研究会」に参加。古来は大地や自然を感じながら、はだしで踊られてきたベリーダンスが、仏教の瞑想(めいそう)と似た点があることにも気づいたという。

 ◆「お迎えは舞姫に」

 今月17日には、同研究会が主催した佛教大四条センター(京都市下京区)の市民講座で初めて講演。「医療現場の課題は、診療報酬の点数がつかないケアが軽視されること」と語り、仲間たちとベリーダンスを披露したり受講生にも即興で踊ってもらったりして、気持ちが解放される楽しさを体感してもらった。

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