官能小説朗読ライブ、想像超える反響 映画「君の名は。」で話題の飛騨市図書館

【関西の議論】

 ハッと息をのむ中年男性、はにかむ女性の姿も。富山県との境の山里にある岐阜県飛騨市の市図書館で8月末、浴衣姿の女性司書3人による「官能小説朗読ライブ」が開かれた。蔵書の朗読会などのイベントは無料で毎月開いているが、官能小説を取り上げたのは初めて。ライブはネットなどで事前に話題となり、通常の倍の70人を超える人が参加、谷崎潤一郎や姫野カオルコさんの作品の妖艶(ようえん)でなまめかしい朗読に聞き入った。図書館をはじめとする市内の施設や風景は、公開中の長編アニメ映画「君の名は。」の舞台として登場することでも脚光を浴びており、今回のライブで二重に注目された格好だ。(三宅有)

 浴衣姿で“悩殺”

 ライブがあったのは8月27日夜。飛騨市内はもとより愛知県や三重県などから老若男女が集い、急遽(きゅうきょ)、座席を増やすほどの盛況ぶり。しかし会場はひたすら静かで、読み手の息づかいはもとより、浴衣のきぬ擦れの音が聞こえるほどだった。

 読み手のひとり、西倉幸子館長(34)は「みなさんから一言一句聞き逃さない感じが伝わってきて、経験したことのない緊張感が漂っていた」と振り返った。

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