股からのぞけば新世界…「こんな研究になんで?」 イグ・ノーベル賞の立命大教授が凱旋

 ■イグ・ノーベル賞の立命大教授が凱旋

 上半身をかがめて股の間から世界を見る「股のぞき」のユニークな研究で「イグ・ノーベル賞」の知覚賞を受賞した立命館大文学部の東山篤規(あつき)教授(65)=心理学=が29日午前、京都市北区の立命館大衣笠キャンパスで凱旋(がいせん)報告を行った。今回の受賞の喜びは「あんまりない。こんな研究に『えー、なんで?』という感じで驚きやった」と語り、集まった関係者を笑わせた。

 兵庫県加西市出身の東山教授は「関西人は天橋立(京都府宮津市)での股のぞきを知らない人はいない」と語り、研究を1990年代から開始。国内の学会発表では無反応だったが、「欧州は人が集まるほど反響がすごかった」と振り返った。

 ただ、今回の受賞研究は「基本的に世間に役立つものではない」と謙遜。天橋立のある宮津市に隣接する同府舞鶴市出身の妻からは「ご苦労やね」とねぎらいの言葉があったという。

 報道陣から研究職を志す子供や学生らに対して一言と促されると、「楽しくやればいい」とエールを送った。

 東山教授は天橋立を「股のぞき」の姿勢で眺めると、空と海が逆転し、見える風景の距離感がつかみにくくなる「光学的・身体的変換視野の効果(股のぞき効果)」を証明。大阪大大学院の足立浩平教授(行動統計科学)とともに、人々を笑わせる研究に贈られるイグ・ノーベル賞を受賞した。日本人の受賞は10年連続だった。

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