白髪のあなたもポジティブスイッチ! 「ありのまま」のおしゃれ女性急増中

 【トレンド日本】

 年を重ねると増える白髪。老化現象というネガティブなイメージでとらえられがちだが、近年は染めずに自然体で過ごすシニアが注目を集めている。白髪女性を集めた写真集が出版されたほか、ヘアカラーやヘアケアを工夫して「ありのままの髪」を楽しむ人も増えてきた。一人一人の「ポジティブスイッチ」が入りつつあるようだ。(戸谷真美)

■年を重ねてこそ

 「白髪で悲しいと思ったことってないんです」。東京・青山で現代アートなどを扱う「ギャルリー ワッツ」を経営する川崎淳与(あつよ)さん(78)は華やかに笑った。パーマをかけたショートヘア。モノトーンの麻のブラウスに、自然な銀髪が映える。

 白髪が目立ち始めたのは50代のはじめ。「だらしなく見えるかも」と、3年ほどは染めていたが、親類の見舞いに出かけた病院で気持ちが変わった。「今はきれいに目立たなくする染め方があるけれど、当時は真っ黒にするのが当たり前。入院中の患者さんたちの伸びた部分の白髪がくっきり目立って見えたんです」。いつかは染められなくなるときが来る。川崎さんはヘアカラーをやめたという。

 70代に入って肩まであった髪を切り、パーマをかけた。仕事柄、自身のギャラリーで扱う作家のアクセサリーや洋服を身に着けることも多い。「年を重ねてからの美しさは、内側からにじみ出る知性のようなものがあってこそ。鮮やかな色や大振りのアクセサリーもすんなり着けられる」

■写真集も発売

 白髪を生かしておしゃれを楽しむ女性を集めた写真集も話題だ。主婦の友社は今月、写真集「パリマダム グレイヘア スタイル」を出版。「染めない」選択をしたパリの30~90代の女性37人を収めた。2人の子供を出産した後、30代でほとんど白髪になったという女性や、抗がん剤治療で一度は髪を失った女性らが自らの髪色を受け入れ、人生やファッションを楽しむ姿を紹介している。

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