豊洲マンション“暴落危機” 風評被害が直撃 資産価値3割減とも…

 土壌汚染に欠陥建築、空洞にたまった謎の水-。東京・築地(中央区)から移転が予定されていた豊洲新市場(江東区)の疑惑は底なしの様相だ。計画した都と関係者の責任はどの程度で済むのか、想像するだけで寒気がしてくるが、問題は新市場に限らない。豊洲と言えば、超高級タワーマンション(タワマン)が立ち並ぶセレブな湾岸エリアとして知られる。その高級物件が、風評被害で暴落危機に直面しているのだ。

 「オリンピックが来て、豊洲の市場ができて人であふれる。イメージのよさと資産価値を考えて30年のローンを組んだのに、いまの話題と言えば市場の土壌汚染と空洞の水。こんな問題が起きるとは思ってもみなかった」

 こう話すのは、都内の会計事務所に勤務する40代の男性コンサルタントだ。4年前、豊洲にある三十数階建てタワマンの中層階(3LDK、約80平方メートル)を約7000万円で購入、妻と娘の家族3人で暮らしている。

 「この問題が起きてから、うちのマンションの資産価値が落ちやしないか、気が気でないですね」と不安を隠さない。

 都の小池百合子知事(64)が、「安全性の懸念」「不透明な費用の増加」「情報公開不足」を問題視し、11月7日の移転を延期したのが8月末。以後、使い勝手の悪さに「盛り土」問題、地下空間の謎の水たまりなど不可解な事実が次々と発覚。どこまで疑惑が広がっていくのか、先が見えない状況が続いている。

 資産価値が下がるのでは…。先の男性の不安ももっともなことだが、夕刊フジで「マンション業界の秘密」を連載する住宅ジャーナリストの榊淳司氏は「残念ながら、その可能性は十分あるでしょうね」と指摘。豊洲エリアのマンションは暴落しかねないと予測する。

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