【関西の議論】「まるでロボットの頭!」韓国チョルドオタクに南海ラピート大ウケ…ネットに羨望・歓喜の書き込み殺到

 同社によると、「大阪で真っ赤な珍しい車両に当たった!」といったチョルドオタクたちのネットの書き込みが広がり、アニメ好きや一般の旅行者に波及して認知度が一気に上がったとみられる。

 韓国出身で同社インバウンド事業部の呉雄飛(オ・ウンビ)さん(28)は「韓国にも鉄道はあるが、多くの車両の内外装は質素。基本的には通勤や移動の手段という認識だろう」と明かす。

■インバウンドに活路

 沿線住民の高齢化などで利用者が減少傾向となっていた同社は、この状況を千載一遇のチャンスととらえた。インバウンドに活路を見いだそうと、韓国やタイなどの東アジアでラピートを旗印にしたPR活動を強化したのだ。

 「関空から乗り換えなしで快適に難波まで行ける」と各国の観光展で積極的に売り込み、現在も割引切符の販売を続けている。

 昨年2月、従来のゆるキャラ「ラピートくん」とは別に、インバウンド関連に活動を限定した「関空戦士ラピートルジャー」を登場させ、韓国語や英語など5言語で大阪の名所を紹介する動画を公開した。

 今年6月には、新たに外国人スタッフ3人を加えたインバウンド事業部を発足させ、同社のグループを挙げてインバウンドを取り込む態勢を整えた。

■爆買いブーム恩恵も

 〝ラピート効果〟に爆買いブームが加わった恩恵は絶大だった。

 昨年度のラピート乗車人数は約282万人(前年比約42万人増)、空港線の輸送人員は23年度と比較すると2倍以上となる約812万人(同172万人増)で、いずれも過去最多を記録している。

 松崎氏は「日本人の利用者数は増減が少ないため、増加分の大半が外国人客とみている。ラピートに乗車する外国人の約8割が韓国人だ」と説明する。

 爆買いの主力である中国人客は団体ツアーが中心で、空港から直接バスに乗り込むケースが多い。一方、韓国人客は個人旅行が中心であるため、電車の利用率が高い。

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