【関西の議論】「まるでロボットの頭!」韓国チョルドオタクに南海ラピート大ウケ…ネットに羨望・歓喜の書き込み殺到

 「大阪で珍しい車両にあたった!」。韓国で「チョルド(鉄道)オタク」と呼ばれる鉄道マニアが「韓国には見当たらない」と、羨望(せんぼう)のまなざしを向ける日本の鉄道がある。大阪・難波と関西国際空港を結ぶ南海電気鉄道の特急ラピートだ。インターネットで歓喜の書き込みが相次ぐ韓国での人気ぶりに着目した同社はインバウンド(訪日外国人)を取り込もうと、韓国など東アジアでラピートを前面に押し出したPR活動を展開。オタクにとどまらず、一般の旅行客にも人気を拡大させた。短期間にまさに特急並みのスピードで外国人客が急増、空前の混雑状況となっている。(井上浩平)

■ハングルの案内充実

 「ワォ」。7月19日午後、南海・関西空港駅のホームに深いブルーのラピートが入線すると、大型のスーツケースを引いて列をなしていた韓国人客らから興奮気味の歓声が上がった。

 発車までの約10分間、ホームの各所で車両を背景に、サムスン電子社製のスマートフォンで記念撮影する姿が見られた。熱心な客はわざわざ先頭車両が見える位置まで走り、鉄仮面のような特徴的な車両の〝顔〟を写真に収めていた。

 乗り込むとスーツケースを置く専用スペースがあり、そばには韓国人になじみ深いロッテの免税店やインバウンド限定の特典が記されたパンフレットが並ぶ。車内の案内や停車駅を示す電光掲示板にはハングル表記が多用され、韓国人客にとっては至れり尽くせりといった感じだ。

 座席はびっしりと埋まり、難波駅到着までの道中、あちこちで楽しげな韓国語の会話やカメラのシャッター音が響いていた。

 同じ車両に乗り合わせた大阪府吹田市の主婦(30)は「初めて乗ったけど、乗客の服装や髪形から大半がアジア系の外国人客だった。以前、旅行で行った韓国の電車みたいな雰囲気だった」と話していた。

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