未解決殺人事件の物件 ヤフー!「官公庁オークション」に出品 落札なるのか…

 目を疑った人も多かったはずだ。現在、大手検索サイト「ヤフー!」の「官公庁オークション」に一風変わった代物が出品されている。自治体が税金滞納者から差し押さえたもので、ズバリ、事故物件。過去に殺人事件が起きた邸宅が堂々と公売にかけられているのだ。すでに参加申込期間は終了し、17日に入札結果が発表される予定。果たしていくらの値がつくのか。

 話題となっているのは、千葉市が出品した同市緑区あすみが丘6丁目の一戸建て。高級住宅街のなかにあり、敷地面積は約527平方メートル、木造3階建ての延べ床面積は約308平方メートルに上る。

 築23年のため、ヤフオクの掲載写真からは、ややくたびれた印象を受けるが、建てた当時、土地、建物含め「“億”はしたのでは」(不動産関係者)という豪邸だ。

 現在も土地だけで「4000万円ぐらいの価値はある」(同)という物件が、建物をあわせて756万円(見積価格)から入札OKというからアクセスが殺到した。

 だが、閲覧者が目をむいたのが、「その他土地に関する物件情報」の一文だった。

 「この物件は、平成26年1月に建物内で殺人事件が発生した物件です」

 説明書きのとおり、この建物では2年前に住人の男性が胸を刺され、搬送先の病院で死亡する事件が発生。いまも犯人は逮捕されていない。

 「殺人事件があったことはもちろん知っている。つい最近、子供たちの間でも『あの家が売りに出されているらしい』と話題になっていた」と近所の住民は話す。

 単なる事故物件ではなく、未解決の殺人事件現場が売りに出されるという前代未聞の事態に、閲覧者から「さすがにこれは無理だろ」などと驚きの反応も起こった。

 外観を撮影しようと本紙が現地を訪れたところ、なぜかカメラの電源が入らないトラブルにもみまわれた注目物件。出品した千葉市は「誰が落札したかについては公表しない」としているが、相当な強心臓の人物であることは間違いない。

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