井山、史上初の七冠達成 十段戦

 産経新聞社主催の囲碁タイトル戦「森ビル杯 第54期十段戦五番勝負」の第4局が20日午前10時から、東京都千代田区の日本棋院東京本院で行われ、挑戦者の井山裕太六冠(26)=棋聖・名人・本因坊・王座・天元・碁聖=が伊田篤史十段(22)に勝ち、3勝1敗で4期ぶりの十段に返り咲くとともに、囲碁界初となる七冠独占を達成した。

 昨春、歴代最年少で十段を奪取した伊田の初防衛はならなかった。

 中学1年でプロ入り後、数々の最年少記録を更新してきた井山は平成25年3月、史上初の六冠となり、通算で七冠を制覇するグランドスラムも達成した。一時、四冠に後退したが、昨年11月には自身3度目の六冠に返り咲いた。

 昭和52年に現行の囲碁七大タイトル制が確立されて以降初となる七冠同時制覇がかかった注目の今シリーズ。第1、2局を井山が連勝したが、第3局はカド番の伊田が脅威の粘りを見せ、9時間に及ぶ激闘を制した。

 井山の2勝1敗で迎えた第4局は、開始前から対局室に大勢の報道陣が詰め掛ける異様な雰囲気の中でスタート。黒番の井山が地力を発揮して快勝し、前人未到の大記録を成し遂げた。

 井山の十段は通算3期で、タイトル獲得は36期となった。

■十段に返り咲き、史上初の七大タイトル独占を果たした井山裕太七冠の話

 「今の自分の力を出し切れた。(全七冠は)ここ数年、期待されていたので、達成できてうれしいです。さらに今後、精進していかなければいけない。まだまだ未熟だと思うので、少しでもレベルアップしていきたい」

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