首都圏から消える国鉄車両 常磐線・水戸線の415系、25日引退

 ■全国の鉄道ファンが最後の雄姿見に集結

 北海道新幹線が開業し本州と北海道とが新幹線で結ばれる26日のJRのダイヤ改正。その前日の25日、常磐線と水戸線の輸送を長らく支えてきた415系電車がひっそりと引退する。これにより、首都圏の主要な路線からは、国鉄時代に製造された車両が消えることになる。県内の沿線や駅などには今、最後の雄姿を見守ろうと数多くの鉄道ファンやアマチュアカメラマンが詰め掛けている。(桐原正道)

 415系がデビューしたのは昭和46年。最盛期には鋼鉄製とステンレス製の車両、合わせて約300両が常磐線や水戸線で活躍し、沿線住民の通勤や通学の足として親しまれてきた。

 だが、平成17年に競合するつくばエクスプレスへの対抗措置として、時速130キロの運転が可能なE531系の製造が開始されると、車体の老朽化などもあって徐々に活躍の場を失っていく。19年には鋼鉄車両が引退し、今月25日にはステンレス製の車両も定期的な運用から引退することになった。E531系に置き換えられる。

 水戸市の那珂川に架かる常磐線の鉄橋を訪れた東京都国分寺市の男子高校生(16)は「テスト休みを利用して自宅から約3時間かけて415系の撮影に来た。国鉄末期の車両が首都圏からどんどん引退し寂しい」と話した。

 徐々に両数を減らしている415系は現在、水戸線の全線と、常磐線の友部(笠間市)-竜田(福島県楢葉町)間で、ステンレス車両の4両編成が11本(計44両)運用されている。

 このほか、東京電力福島第1原発事故などの影響で、原ノ町駅(福島県南相馬市)に1本(4両)が取り残されており、いずれも引退後に解体される予定だ。

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