東京の空の玄関を守っていたのは最新鋭レーダーと人間の目!羽田・東京航空気象台

 東京・羽田空港に設置されている航空気象レーダーが15年ぶりに最新型に更新され、3月10日から運用を開始した。突風から飛行機の安全を守ることが本来の目的だが、精度の高い観測データを蓄積することで、現在は難しい雹(ひょう)や竜巻を将来的に観測できるようになる可能性もあるという。一報、羽田を守る東京航空地方気象台では、観測員らが昔ながらの手法も守りつつ空の安全を守っていた。(市岡豊大)

 地上からの高さ40メートル。羽田空港の広大な敷地の端に建つ細長い直方体の上にある、まるで卓球のボールのようなドームの中に航空気象レーダーがある。エレベーターと階段を使ってドーム内部へ。

 内側では、直径7メートルの円盤状の「パラボラ」が、約12秒に1回転の速さで外側へ向いたまま回っている。12秒に1回転というと、ゆっくり回っているように聞こえるが、油断すると1周してきた金属製のパラボラに頭をぶつけそうになる速さだ。「ゴー」という音をたてながら回転する巨大パラボラには、ちょっとした恐怖心を感じるほどだ。

 パラボラの表側は、4本の棒が円周部分から中央へ伸びている。それらが交わる中央部分から、本来は最大120キロ先まで届く強力な電波が発射されているが、今は取材中のため発射されていないという。

 新型とはいえ、パラボラ自体は大きさも形も従来型と同じだ。最大の違いは電波を出す棒の数だ。従来の2本から新型は4本に増えた。離れた場所に設置されている電波を発生させる機械も更新。6千ボルトもの電圧を要する真空管タイプから、200ボルトで出力できる省電力のトランジスタタイプに変更された。

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