「日本は核兵器を作る」という中国の不当な主張を喝破する 高浜原発再稼働にはもう一つ大きな意義が…

 【原発最新事情】

 関西電力の高浜原発3号機(福井県)が1月29日、再稼働を果たした。東京電力福島第1原発事故後、新規制基準の下での再稼働は3基目だが、プルトニウムとウランを混ぜた混合酸化物(MOX)燃料を使う「プルサーマル発電」は初めてとなる。「原発再稼働」という大きなニュースに隠れて見過ごされがちだが、プルサーマルはプルトニウムを原子炉内で燃やすことに価値がある。これは中国が国際社会で声高にいう「日本は核兵器を作るのでは」という不当な主張への大きな反論だ。プルサーマルの意義を探ってみた。(原子力取材班)

■「子供を守れ!」と叫ぶ反原発団体

 「再稼働反対!」「子供を守れ!」「未来を守れ!」

 高浜原発周辺では再稼働の当日、反原発団体のメンバーら約30人が集まり、プラカードを掲げるなどして声を張り上げた。

 福井県警は、他県警からの応援を含め現場に多数の警察官を警備にあて、団体側に無許可の集会をやめるよう繰り返し警告するなど、現場は一触即発のピリピリとしたムードが漂っていた。

 「高浜3号機、原子炉起動します」

 午後5時ごろ、原発構内では、再稼働の準備が整ったことを告げる放送が響いた。福井県の担当者らが見守る中、運転員が、核分裂反応を抑える「制御棒」を引き抜くレバーをゆっくりと倒すと、高浜3号機は3年11カ月ぶりに起動を始めた。

 原発構外にも3号機の再稼働を知らせる放送が流れると、反原発団体などは怒号を上げながら、原発を後にした。

 昨年8月に九州電力川内原発1号機(鹿児島県)が再稼働を果たした際には、原発前に数百人の全国の反原発団体が集まったことと比べると、その勢力は縮減してきたように感じる。

 反対派勢力は、原発再稼働の裏側で進展する大きな意義を直視しているだろうか。

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