【関西の議論】「一日警察署長」人選のナゾ、権限やギャラは?AKBからネコまで…知られざる実態

 有名俳優やアイドル、さらにはネコまで…。交通安全・地域安全運動の啓発活動の一環として全国の警察署がゲストを呼び、一日限定の警察署長に任命する「一日署長」。警察の制服に身を包んで敬礼するゲストの華やかな姿を新聞やテレビのニュースで目にした人は少なくないだろう。昨年も全国の各警察署でバラエティー豊かな一日署長が誕生し、警察施策のPR役を担ったが、彼らは一体どのように選ばれているのか謎の部分も多い。京都府警の関係者に取材し、一日署長の知られざる実態を調べた。(永山準)

 ■衣装店のツテで…

 一日署長は全国の多くの警察署の定番行事として実施されている。

 京都府警では昨年だけでも、俳優の船越英一郎さんや人気アイドルグループAKB48のメンバー、祇園の舞妓(まいこ)、地元の観光大使など、さまざまな分野の人物が就任した。

 まず、やはり気になるのは、どうやって一日署長を選ぶのかという点だ。

 ある警察署で人選にかかわったというある署員に聞くと、「警察本部で一括して決めるのではなく、各警察署ごとに選んでいる。選出方法は署ごとでばらばらだ」。さらに「知り合いを頼ったり、担当者が個人の人脈を生かしたりして依頼することも多い」と話してくれた。

 例えば、伏見署の一日署長を務めた船越さんのケースは、伏見署員の知人で、管内で時代衣装店を営んでいる関係者のつてで就任の依頼をしたという。

 この関係者は商売柄、俳優と接することが多く、京都を舞台にした2時間サスペンスドラマにも多数出演する船越さんと面識があったことから、依頼が実現した。

注目まとめ

    アクセスランキング

    もっと見る

    ピックアップ

      どう思う?

      「どう思う?」一覧