災害特化の救助訓練施設完成 全国初、近畿管区警察学校に

 自然災害が発生した際の人命救助に必要な技能向上を目的とした訓練施設が近畿管区警察学校(堺市北区)に完成し、報道陣に8日、公開された。災害に特化した警察の複合的訓練施設は全国で初めて。

 発生が懸念される南海トラフなどの巨大地震や各地で相次ぐ豪雨被害などへの対応力を高めようと、警察庁が同校の敷地内(約4800平方メートル)に整備を進めていた。

 地震、土砂・火山、水害の災害別に訓練エリアを設定。倒壊した木造家屋を再現する組み立て式の施設や人工的に水流をつくり出すプール(深さ約2メートル)、階段に水を流し地下街が浸水した状況をつくり出す装置など、計12種類の訓練設備を備える。ヘリコプターでの救助などを想定した「高所訓練ゾーン」や、国内の土砂や火山灰の性質を学ぶ「学習ゾーン」もある。

 整備費用は約2億2千万円。今年4月から本格運用を始める。近畿管区警察局の道家利幸・災害対策官は「対応能力の向上に努めるとともに、将来的には消防や自衛隊との合同訓練も行いたい」と話している。

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