知られ“ざる”専門動物園 ニホンザル生息地 千葉・富津「高宕山自然動物園」

 来年の干支のサルと餌やりなどでふれあえる動物園が、富津市豊岡の山中にあるのをご存じだろうか。高宕山(たかごやま)自然動物園(石原嘉夫園長)は、全国に6カ所しかない国指定の天然記念物に指定されているニホンザルの生息地の1つで、知られ“ザル”穴場の観光スポットだ。

 「金網越しにサルに餌やりができます」。同園を管理する同市観光協会天羽支部関豊地区の関谷康男地区長(69)の案内で入園すると、いきなり金網の外で野生のサルと遭遇した。襲われるのではないかと驚いたが、飛びかかってくる気配はない。関谷さんによると、「元々は金網の中にいたが、いつの間にか外に出て放し飼いになった。餌をねだって近づいてくる」という。

 金網に囲まれたすみかでは、あちこちでサルがひなたぼっこやグルーミング(毛づくろい)を楽しむ姿を見ることができる。餌付けされているからか人間への警戒心はなく、来園者らがエサをもって金網に近づくと、おやつを待っていたサルたちが一斉に集まってくる。金網から手を伸ばし、来園者の手から直接餌のサツマイモと落花生を取り、夢中でほお張る姿が愛らしい。「間近まで近づいてサルと触れ合えるのがうちのウリです」。

 サルは約130匹もいるといい、中にはまだ母親にしがみついている子ザルもいる。「4~5月が繁殖期で、毎年20匹ほど生まれる。春に来ればかわいい赤ん坊のサルが見られます」と話す。

 お薦めの見どころは、餌のマメをパイプで流しそうめんのように流す「マメマメコロコロ」。水が流れ出すとサルたちがパイプに一列に並んで餌を取る姿がかわいらしい。また、中には餌をねだって観光客に手を振る芸を持つサルもいる。個性豊かなサルからお気に入りを探すのも、楽しみの一つかもしれない。

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