平地にある珍しい3県境 群馬の「鶴のくちばし」境界確定へ

 群馬県東南端の「鶴のくちばし」の形が間もなく“完成”する。くちばし-などと言っても他県の人にはピンとこないだろうが、群馬県民の「心」ともいうべき郷土かるた「上毛かるた」に「つる舞う形の群馬県」と詠まれているのがその由来である。その先っぽがミステリアスなエリアとして大注目なのだ。記者も、その「極点」を目指した。(前橋支局 平田浩一)

 群馬、栃木、埼玉の3県境は長らく曖昧なままだった。それが近く、隣接する群馬県板倉町、埼玉県加須市と栃木県栃木市と共同で測量調査に乗り出すことになった。県境は3県を気軽に歩いて行き来できる場所としてメディアでも取り上げられる人気スポットになっており、3市町には県境確定で、さらなる観光客の誘致につなげたい思惑もある。

 3県の県境は、県道9号佐野古河線沿いの「道の駅きたかわべ」(加須市)から約400メートルの住宅が点在する田園地帯にある。そもそも、この主要地方道・佐野古河線からして、茨城、埼玉、群馬、栃木の4県にまたがる複雑さなのだ。最寄り駅は栃木県の東武日光線柳生駅。

 記者はこの日、道の駅きたかわべに車を止め、歩いて「極点」を探してみた。しかし、探すまでとてつもない時間がかかった。

 恥ずかしながら、その時間は1時間半ぐらいだったろうか。県境沿いの群馬、埼玉、栃木の3県をひたすら歩き続けた。民家や工場がたたずむ中、同じような水田があり、どこを歩いているか分からなくなるのである。どこだ、いったいどこにあるんだ…。なかなか分からない。諦めかけたとき、目の前に3県境は現れた。

注目まとめ

    アクセスランキング

    もっと見る

    ピックアップ

      どう思う?

      「どう思う?」一覧