ふるさと納税日本一に“王手” 山形県が人気のヒミツは?!

 総務省が今年秋に発表した平成27年度上半期のふるさと納税-。県と県下の市町村向けを合わせた都道府県別のランキングで、山形県への寄付(納税)額が計50億円を突破し、2位の北海道(計42億8100万円)や3位の長野県(計35億600万円)を抑え、日本一になった。米どころやフルーツ王国として名高いのは事実だが、北海道を抜く堂々1位のヒミツは?!(森山昌秀)

 ふるさと納税は、応援したい自治体に寄付すると、2千円を超える分が住民税から控除される仕組み。寄付した人は、2千円の負担で寄付した自治体から謝礼の特典を受け取ることができる。自治体側は寄付額から特典の経費を差し引いた分が財源となり、双方にメリットがある。

 このため、全国の自治体が多くの納税を呼び込もうと特典の充実を図る動きが顕著だ。特に、今年4月からは減税対象の寄付額上限が2倍に引き上げられ、年間の寄付先が5自治体までならサラリーマンの確定申告も不要となったため、寄付金が急増しているのだ。

 山形県が上半期1位、通期でも“王手”をかける牽引(けんいん)役は、市町村別で全国2位の天童市。高級フルーツや将棋の駒、そば、牛肉、日本酒、高級家具とバラエティーに富んだ地場産業と、それに伴う特産品が好調の要因だ。

 天童市の場合、サクランボやラ・フランスといった高級フルーツなど特典のラインアップを47点から157点へと2倍以上に増やしたほか、年1回の寄付制限を今年度から撤廃したことが功を奏した。山本信治市長は「初夏のサクランボを気に入った人が、秋にはラ・フランスを申し込むなどリピーターになっている」と、手応えを口にする。

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