半世紀ぶり復活栽培のイチゴ、「神戸ルージュ」と呼んで:イザ!

2015.2.21 12:18

半世紀ぶり復活栽培のイチゴ、「神戸ルージュ」と呼んで

 神戸市は、同市北区大沢町で半世紀ぶりに本格的な栽培が始まった神戸生まれのイチゴ品種「神戸1号」の愛称を「神戸ルージュ」と名付けたと発表した。酸味の強さとしっかりとした果肉が特徴。21日から市内の洋菓子店で、神戸ルージュを使ったショートケーキが販売される。

 神戸1号は、昭和35年に市が開発した唯一のイチゴ品種。やや酸味が強く、味が濃い上、果肉が固いため出荷時に傷が付きにくいなどの特徴がある。開発後数年間は同区内で露地栽培されていたが、ビニールハウス栽培が主流となり栽培されなくなっていた。しかし、平成23年度に同区大沢町のまちおこしの一環として栽培が復活。26年度は約1800株が栽培されるなど本格的な生産がスタートしている。

 愛称の「神戸ルージュ」は、神戸のハイカラなイメージを表現し、久元喜造市長が名付けたという。市と生産者は酸味の強さがケーキ用のイチゴに適していることから、同市の洋菓子店「ファクトリーシン」にイチゴのショートケーキの開発を依頼していた。

 ファクトリーシンを経営する「シンケールス」の樫山誠昭会長(75)は「地元で作ったイチゴを使えば、フレッシュなケーキを届けられる。生クリームの甘さとイチゴの酸味のバランスを楽しんでほしい」とPR。栽培する池本喜和さん(68)は「今後、ケーキ以外にもイチゴ狩りや直売などを行い、知名度や生産量を上げてまちおこしにつなげていきたい」と話した。

 ショートケーキはイチゴの収穫が終了する6月中旬ごろまで、「ファクトリーシン」三宮本店(同市中央区)や神戸北店(同市北区)など市内4店舗で、1個450円(税抜き)で販売される。土日曜日限定。問い合わせは、シンケールス(電)078・854・9890。

関連まとめ