血管守る“魔法の種”「アマニ」のオメガ3脂肪酸 コレステロール低減

 高血圧などの生活習慣病の改善では、食生活の見直しは欠かせない。一般的に「食べ過ぎ」といわれるものの、偏った食生活で不足している栄養素もある。体内で合成できない「オメガ3脂肪酸」という栄養素だ。コレステロールがたまって血管にダメージを与えるのを防ぎ、血圧改善など生活習慣病の改善に役立つ。その栄養素を含む「アマニ」という食材が、海外でブームを巻き起こし、日本でも注目の的になっているという。一体どういうものなのか。

 【カナダで機能性表示】

 先頃大阪で、日本製粉主催の第6回アマニセミナー「生活習慣病と高血圧について」が開催された。アマニは「亜麻」という植物の種で、茎からは布地のリネンが作られ、種は食用になっている。日本ではあまりなじみがないが、「アマニの食用としての世界での総生産量は年間約200万トン。欧米では1人当たり年間1キログラムを消費し、日本のゴマと同等になっています」と、日本製粉中央研究所機能性素材チームの福光聡氏は話す。

 福光氏によれば、2014年、カナダの政府健康省が「アマニ粉末摂取によって血中コレステロールの低減効果がある」との健康機能表示を世界で初めて許可したそうだ。

 【心筋梗塞予防も】

 日本人がたくさん食べているゴマは、「オメガ6脂肪酸」が多く含まれ、アマニに含まれる「オメガ3脂肪酸」とは異なるという。京都薬科大学病態薬科学系臨床薬理学分野の中田徹男教授は、「オメガ6脂肪酸は、過剰に摂取すると体内で炎症物質が増えて、健康に良くないと指摘されています。オメガ3脂肪酸は、中性脂肪を減らし、血栓による心筋梗塞などを予防する製剤として薬としても臨床応用されています」と説明した。

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