「魚をべたべた…」黒門市場で多発する中国人観光客らの“マナー違反”:イザ!

2014.11.28 16:00

「魚をべたべた…」黒門市場で多発する中国人観光客らの“マナー違反”

 「商品の果物にやたらと触ったり、においをかいだりする。ブドウは実が取れ、モモには手形がついてしまったことがある」(60代の青果店の男性店長)

 「ホタテを買った後、いきなり店内で食べ始めたことがある。何が入っているのか気になるらしく、ごみ箱をひっくり返されたこともあった」(60代の鮮魚店の男性店長)

 「食べ歩きをした後のごみを路上に捨てていくので、常に掃除をしなければならなくなる」(漬物店の女性従業員)

 こうした振る舞いに、ある鮮魚店の男性経営者(77)は「堪忍袋の緒が切れた」と吐露する。「魚でも何でもべたべたと触る。もう我慢の限界や」

■大半が東アジアから

 黒門市場に外国人観光客が目立ち始めたのは、平成24年前後という。

 大阪観光局によると、同年3月に関西国際空港を拠点に就航を開始した格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションが就航。台北(桃園)や香港への各便が次々と開設されたことに加え、同年12月に発足した自民党の安倍晋三政権が推し進めているアベノミクスで、円安が進んだ影響があるとみられる。

 黒門市場商店街振興組合が今年9~10月に実施した観光客アンケートでも、東アジアからの観光客が大半を占める。中国人らにとって黒門市場はいまや人気の観光スポットなのだ。

 「それまでは商店街はどの店も経営が苦しく、客が来るのは歳末ぐらいのものだった」。同組合の國本晃生事務長(45)は苦境ぶりを振り返る。

 だが、こうして中国人観光客らが増えるほど、日本人客の足を遠のかせるということも起きており、組合には「最近は観光客の食べ歩きやごみのポイ捨てが目に余る。買い物に行きにくくなった」という苦情電話が寄せられたこともあったという。

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