東大寺南大門の国宝・金剛力士像、20年ぶりの修理始まる:イザ!

2014.10.6 14:49

東大寺南大門の国宝・金剛力士像、20年ぶりの修理始まる

 奈良市の東大寺で6日、南大門の国宝「金剛力士像」を修理するため像の魂を抜く「撥遣(はっけん)」の法要が営まれ、約20年ぶりとなる修理が始まった。

 金剛力士像は鎌倉時代の仏師・運慶、快慶らが制作した高さ8メートル超の木造彫刻の傑作。口を開いた阿形(あぎょう)と閉じた吽形(うんぎょう)の2体がある。昭和63年から平成5年にかけて行われた解体修理以来、汚れや傷みが目立ち始めたため、汚れなどの除去や色の補修などを行う。

 この日の法要には、東大寺の筒井寛昭別当ら僧侶のほか、修理を行う美術院国宝修理所の担当者らが参列。筒井別当は「修理から20年近くたっているので、きれいになった金剛力士像を見てもらいたい」。美術院の担当者は「できるだけ元の姿に戻せるようにしたい」と話していた。

 12月22日まで阿形の修理を行い、来年吽形の修理を行う予定。

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