デング熱 複数箇所で発生「想定外」…対応後手に:イザ!

2014.9.13 23:12

デング熱 複数箇所で発生「想定外」…対応後手に

 しかし、その後、「代々木公園の別の場所で刺された」と話す患者が増加。都は今月4日に公園の大半を閉鎖する措置を取った。

 翌日には代々木公園の訪問歴がなく、約2キロ離れた新宿中央公園を訪れたという患者も発生。蚊は広範囲に広がっていた。

海外事例基に作成

 「国のマニュアルに従った」という都の措置は不十分だったのか。厚労省のマニュアルは、海外での事例や通知を基に作られた。同省は「海外では個人の住宅など1つの地点で発生することが多かった。今回のように大規模な場所の複数箇所で発生するのは特異な例かもしれない」と話す。

 デング熱が流行する東南アジアなどでは、発生場所は都会の住宅密集地やスラムなど貧しい地域が多く、公園が感染源となった事例は珍しい。国立感染症研究所(感染研)の高崎智彦室長は「流行国では多くが子供の頃、住宅地で感染し、免疫を獲得する。そのため大人になって大規模な公園や観光地で感染することはあまりないのではないか」と分析する。そのため、マニュアルは公園など広い場所の複数箇所で発生することを想定していなかった。

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