糖尿病患者「運転危険と誤解しないで」 御堂筋暴走事故で関心高まる:イザ!

2014.8.19 14:34

糖尿病患者「運転危険と誤解しないで」 御堂筋暴走事故で関心高まる

 大阪市中央区の御堂筋で6月、乗用車が暴走して3人が重軽傷を負った事故以降、糖尿病患者の運転への関心が高まっている。血糖値が下がり過ぎると低血糖になる可能性があり、運転に影響が出る恐れがあるためだ。ただ、普段から血糖値の測定器を常備し、長距離運転の際には食事に気をつけるなどの予防策を講じれば突発症状は防げるといい、関係者は「糖尿病患者はしっかり自己管理する一方、周囲は一律に患者の運転が危険だと思わないでほしい」と訴えている。

 御堂筋の暴走事故では、運転していた男性(65)が自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)容疑で逮捕されたが、大阪地検は処分保留で釈放した。男性の弁護人は「(男性は)当時、無自覚性低血糖症だったと医師から指摘された」と主張。地検は、男性が患っていた糖尿病と事故との関連について、慎重に検討する必要があると判断したとみられる。

 無自覚性低血糖症は、自覚症状がないまま突然意識を失うのが特徴で、糖尿病では、ごくたまにこうした予期せぬ事態が起きることもあるという。ただ、糖尿病に詳しい「AGE牧田クリニック」(東京)の牧田善二院長によると、無自覚性低血糖症は重症の糖尿病で低血糖を繰り返している人などがまれに発症するもので、「一般の糖尿病患者とは無縁だ」という。

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