狂犬病はなくなった? 厚労省が初の野生動物全国調査を開始

 半世紀以上にわたり国内で発生していない狂犬病について、厚生労働省と国立感染症研究所が、国内の野生動物を対象に感染の有無を調べる初の全国調査を始めたことが11日、関係者への取材で分かった。日本と同じく長年感染がなかったとされた台湾で昨年、野生のイタチアナグマで感染が見つかり、以前から流行していた疑いが指摘された。厚労省は国内の野生動物を調査することで、同様の事態がないかどうか確認する。(道丸摩耶)

 厚労省によると、野良犬や捨て犬などとして自治体が収容している間に死んだ犬、交通事故や狩猟で死んだ野生動物などが調査の対象になるという。野生動物の中では、狂犬病の感染が広がりやすいアライグマやタヌキ、アカギツネなどを優先して検査する。

 猫は人との接触は多いが、群れで生活せず、流行が広がる可能性が低いため、積極的な調査は行わないという。

 症状などから狂犬病の疑いがあれば全て検査を行い、そうでないものは自治体が任意で検査。狂犬病ウイルスは脳(中枢神経)で増殖するため、動物の脳内にウイルスがないかどうか確認する。

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