STAP騒動余波 夢の臨床、入り口で停滞…「iPS中止」に懸念:イザ!

2014.7.2 16:14

STAP騒動余波 夢の臨床、入り口で停滞…「iPS中止」に懸念

 iPS細胞を用いた再生医療は、平成19年にヒトiPS細胞が開発されて以降研究が進み、現在では加齢黄斑変性以外の疾患でも臨床研究のスタートが秒読み段階に入っている。治療を希望する患者らの期待が高まる中で、高橋政代氏の研究中止検討は他研究の実施に影響を与えかねず、研究者からは「iPS細胞を使った臨床研究の見直しが迫られかねない」との声も上がった。 

 京都大iPS細胞研究所(CiRA(サイラ))では高橋氏の夫、高橋淳教授らのグループがパーキンソン病を治療する臨床研究を来年初めにも申請し、平成28年ごろにiPS細胞から作った神経細胞を患者の脳内に移植する手術を行う予定。また、iPS細胞を使って輸血用の血小板を供給する臨床研究も来年に申請される方針だ。

 大阪大では数年以内に、澤芳樹教授らが心臓病患者に心筋細胞シートを移植する臨床研究が開始される。このほか、小児の成長障害と筋ジストロフィーなどの研究も進んでおり、投薬治療の実験効率が飛躍的に高まることが期待される最中だ。

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