人間と同じ、ゴリラ一家に見る「微妙な夫婦関係」と「親子間IT格差」:イザ!

2014.6.1 17:26

人間と同じ、ゴリラ一家に見る「微妙な夫婦関係」と「親子間IT格差」

 京都市動物園(京都市左京区)で、ニシゴリラを間近で見られる新しいゴリラ舎が4月末にオープンした。13歳の雄モモタロウと27歳の雌ゲンキの夫婦と、その長男で2歳の雄ゲンタロウの一家が、新居での生活を始めている。総工費約3億円の新しいマイホームを手に入れ、幸せいっぱいのはずの一家だが、年の差夫婦には微妙なすきま風が。少々機嫌の悪いこともあるお父さんと、すっかりメタボ体形になってしまったお母さんを尻目に、わんぱく盛りの息子はタッチパネルに夢中…。担当者によると、新生活に慣れれば行動は変わっていくというが、にくめないニシゴリラ一家から目を離せない。

■目の前にゴリラ、臭いもドラミングも

 実はこの一家、平成23年12月にゲンタロウが生まれた際には、ゲンキの母乳が出ず、衰弱してしまったゲンタロウを生後5日後から約10カ月間の人工飼育で回復させ、夫婦の元に戻した経緯がある。人工飼育したゴリラを、ゴリラの群れに戻すことに成功した国内初のケースだ。

 そんな家族のために、設置された新ゴリラ舎「ゴリラのおうち~樹林のすみか~」は、市動物園の職員が平成22年にニシゴリラが多く生息するアフリカのガボンを視察し、野生の環境を設計に採り入れた。

 施設内にはポールやロープが設けてあり、樹上で生活する時間が長いニシゴリラの野生本来に近い生態が観察できるのが特徴だ。

 総工費は2億9千万円。旧動物舎の約1・5倍の大きさがあり、約330平方メートルの屋外展示場と、約40平方メートルの屋内展示室を備える。掘り下がった構造だった旧動物舎と異なり、ガラス越しに至近距離からゴリラを見ることができる。

 また、ガラスの下部には隙間が開いており、ゴリラが胸をたたくドラミングの音や「コッコッコッ」といった鳴き声のほか、臭いも間近で確認することができる。

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