深海魚リュウグウノツカイ、解剖で「オス」と判明 謎の臓器も…:イザ!

2014.5.16 10:08

深海魚リュウグウノツカイ、解剖で「オス」と判明 謎の臓器も…

 京大は生態がほとんど分かっていない深海魚「リュウグウノツカイ」の解剖を公開。機能がよく分かっていない臓器の組織も採取した。

 京都大は15日、大学院の教育プログラムの一環として、深海魚「リュウグウノツカイ」の解剖を京都水族館(京都市下京区)で実演し、一般の来館者に公開した。リュウグウノツカイの生態はほとんど分かっておらず、解剖を一般公開するのは珍しい。

 この日は、同館の大水槽前にステージを設置。京都府北部の丹後半島沖で昨年末に漁船の網にかかっているのが見つかったリュウグウノツカイ(体長約2メートル)など深海魚2匹の標本を解剖した。想定を大幅に上回る約180人の来館者が、作業を見守った。

 同大舞鶴水産実験所の田城文人研究員が、ハサミやメスを使って腹側を切り開き、胃や腸などを観察。同大大学院理学研究科の阿形清和教授が、組織からDNAを抽出する最新の技術などを解説した。

 解剖の結果、精巣が確認でき、この個体はオスであることが判明。機能がよく分かっていない臓器「盲嚢」の組織も採取した。消化管から採取した内容物のDNA解析を同大で行い、何を食べているのか明らかにする。研究の成果は6月上旬以降に同館で展示する。

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