正しい和食の食習慣学んで…試験的に学校給食の牛乳中止へ 新潟・三条市:イザ!

2014.3.25 11:38

正しい和食の食習慣学んで…試験的に学校給食の牛乳中止へ 新潟・三条市

 新潟県三条市が、市内に30ある小中学校の給食で牛乳を出すのを試験的にやめることを決めた。和食中心の献立に「牛乳が合わない」との声に応えたものという。ただ、給食の牛乳は家庭の食事で不足しがちなカルシウムを補う意味もある。なくしても大丈夫なのだろうか。(平沢裕子)

焼き魚に合わない

 同市が給食で牛乳を出すのをやめるのは平成26年12月から27年3月までの4カ月間。同市は20年4月から週5日、全ての給食を米飯にする「完全米飯給食」を実施しており、メニューは基本的には一汁三菜の和食。とんかつや回鍋肉など洋風や中華風のおかずもあるが、みそ汁やスープなど汁物が付くメニューと一緒に牛乳を飲むのは「食習慣としておかしい」との声が保護者などから上がっていたという。

 同市健康づくり課食育推進室の田村直(なお)室長は「家庭の食事では焼き魚や刺し身のおかずのとき、牛乳を一緒に飲むことはしないのでは? 米飯でもカレーライスなどのメニューなら牛乳があってもおかしくはないが、一汁三菜の食事と牛乳は合わない」と説明する。

 日本乳業協会によると、学校給食で現在のように牛乳を飲むようになったのは昭和39年から。当時の給食はパンと牛乳、おかずの組み合わせ。ただ、文部科学省によると、現在は週3回以上、米飯給食を実施する小中学校が95%を占める。多くの学校給食で主食がご飯になっても牛乳を一緒に飲む献立が続いているのが現状だ。

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