国内外に広がるネット媒体『みんなの経済新聞』の“増殖力”

 ただ新聞としての知名度がないため、取材先で不審に思われることもあるようで「慣れることなのかもしれないんですが…」と少し気まずそう。ショッピングモールの記者会見では「周りの記者は皆スーツなのに、僕だけ私服でした…」。それでも「取材した人や店は個人的に思い入れが強い。自分の記事がきっかけで『お客さんが増えた』と喜んでくれた店もあって、うれしいですね」と笑顔を見せた。

 ■1日1本ハッピーなニュースをお届け

 みんなの経済新聞は平成12年、東京都内で広告業務やウェブ制作などを手がける会社を運営する西樹さん(53)が「シブヤ経済新聞」を作ったのが第1号。以後、各地でみん経の趣旨に賛同した若者らが、西さんの了承のもとで「◯◯経済新聞」という媒体を立ち上げてきた。共通のルールは、平日最低1本は記事を配信すること、ハッピーなニュースを扱うこと、そして地域経済にスポットを当てること。

 媒体は現在、国内外86カ所にまで増え、みん経ネットワークを形成。全体で毎月約1千万のアクセス数を持つ。個々の媒体は、ウェブ制作会社や編集プロダクションなど会社が運営していることが多い。ネット広告などで少しの収入はあるものの、活動はボランティア的な域にとどまる。

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