春画の価値と魅力を再評価 大英博物館で初の特別展

《Sankei Express》

 ロンドンの大英博物館で初の春画特別展「春画-日本美術における性とたのしみ」が10月3日から開催される。「美術的価値、歴史的価値、社会・文化的背景などの総合的視点から世界中の研究者の最新の成果を結集した初めての春画展」(大英博物館アジア部のティモシー・クラーク日本セクション長)だ。

 展示される作品は日本、英国、オランダ、デンマーク、米国から貸し出されたシリーズ物を含む第一級の名品165点、300図以上。春画のほかに小袖や歌舞伎の衣装、性を題材にした根付けなども公開される。

 会場は中世絵巻からの伝統を受け継いだ初期名品、錦絵以降の名品、検閲の歴史、パロディー性など春画のコンテクスト、近代化の中での春画と欧州や中国への影響-などに分類。年代順、テーマ別に紹介する。

 西洋との出会いでは、19世紀後半にフランスを中心に広がったジャポニスムとの関わりに言及。春画がピカソやロダン、ロートレックらに与えた影響にも触れられる。

 大英博物館は2009年からクラーク氏が中心となり、ロンドン大アジア・アフリカ研究学院(SOAS)、立命館大、国際日本文化研究センターを共同研究機関として研究プロジェクトを発足させ、特別展の準備を進めていた。

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