京アニで火災 38人死傷 20人連絡取れず 「ガソリンまいた」男確保 「けいおん!」など制作

 京都市消防局によると、18日午前10時半ごろ、京都市伏見区桃山町因幡のアニメ制作会社「京都アニメーション」のスタジオ近くの住民から「1階付近から爆発音がして煙が上がっている」と119番通報があった。

 京都市消防局によると、少なくとも38人がけがをし、10人が重傷。このうち1人が死亡、数人が意識不明となった。京都府警は約20人と連絡が取れておらず、このうち複数人が建物内に取り残されている可能性があるとしている。

 また、府警によると男が液体をまいたという情報があり、41歳の男の身柄を確保した。現場に駆けつけた警察官に対し、男は「1階でガソリンをまいた」と話したという。男もけがをして病院に搬送された。

 現場は京阪宇治線六地蔵駅北約120メートルの飲食店や 住宅街が並ぶ地域。ガソリンのような強い臭いが立ちこめ、近隣住民が消火活動を見守った。

 救急車の音で外に出たという近くに住む高校1年の男子生徒(16)は、「近所の人たちが、公園で4、5人のけが人を介抱していた。ぐったりしている人に、うちわであおいだり、氷を渡したりした。血を流している人や、やけどをしている人がいて、話せるような状態ではなかった」と話した。

 京都アニメーションは昭和56年創業で、本社は京都府宇治市。アニメーションの制作やグッズの企画、販売などを手がけている。アニメ映画「響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」や「聲(こえ)の形」「けいおん!」のほか、「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき☆すた」などの人気アニメを製作している。

 作品中に鴨川や有名楽器店など京都を代表する風景が頻繁に登場することで知られ、ファンの間では場所の特定や聖地巡りが人気になっている。

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