千葉小4虐待死母親初公判 「長時間立たせ、床に打ち付けた」検察側冒頭陳述

 千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が1月に自宅浴室で死亡した虐待事件で、傷害幇助(ほうじょ)罪に問われた母のなぎさ被告(32)の初公判。検察側は16日、冒頭陳述を行い、父の勇一郎被告(41)=傷害致死罪で起訴=による虐待の状況を明らかにした。

 千葉地裁での初公判で行われた検察側の冒頭陳述によると、なぎさ被告と勇一郎被告は平成20年に結婚。心愛さんが生まれたが、その後に離婚した。29年2月に再婚し、同年7月ごろから勇一郎被告が夜中に長時間立たせるといった虐待を行うようになったという。

 なぎさ被告は、その虐待行為を認識していたが、検察側は「問いただしたり、止めたりする対処はしなかった」と指摘した。

 29年11月、心愛さんは学校アンケートで「父からの暴力」を訴えて児童相談所に一時保護され、家族から引き離された。だが、再び同居が始まると、虐待が再開。この際も、なぎさ被告が「虐待を認識していたが対処しなかった」とする。

 31年1月には勇一郎被告が心愛さんの体を引きずったり、ひっぱたりして床に打ち付けた際には、なぎさ被告は止めに入ったが「警察や児相への通報はしなかった」とした。

 検察官が冒頭陳述をする間、なぎさ被告は、ほとんど動くことはなく、背を丸め、じっと床の一点を見つめていた。

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