栃木の強盗致死初公判 実行役少年、起訴内容認める

 栃木県栃木市の民家で昨年7月、住人の男性2人を死傷させて現金などを奪ったとして、強盗致死罪などに問われている宇都宮市の無職少年(19)の裁判員裁判による初公判が15日、宇都宮地裁(佐藤基裁判長)で開かれた。少年は「やったことは間違いない」と起訴内容を認めた上で、「自分で考えてやったのではなく、(指示役とされる)男のことも知らなかった」と述べた。

 起訴状などによると、少年は住所不定、無職、指定暴力団住吉会系組員、渡辺武久被告(36)の指示を受けた栃木市平柳町、自称とび職、石崎太被告(34)と共謀し、昨年7月26日午前0時ごろ、同市柏倉町、大阿久徳次さん=当時(82)=の家に押し入り、大阿久さんに暴行を加えて死なせた上、同居の長男(60)も殴り、現金など約30万3000円相当を奪ったとしている。

 検察側は冒頭陳述で「催涙スプレーを掛け、刃物や素手で暴行して大阿久さんを死なせた」と指摘。一方、弁護側は「強盗をした理由は友人の園部幹太被告(22)に強盗をさせないため。主に暴行したのは石崎被告。また、被害者がヤミ金融で稼いだカネを奪うという嘘の情報を信じていた」とし、少年は従属的な立場だったと主張した。

 事件前の同年5月にも渡辺被告の指示で石崎被告と園部被告が大阿久さん宅を襲撃。幇助(ほうじょ)罪も含めて計6人が起訴されており、公判は初めて。

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