大阪北部地震半年 ブロック塀の倒壊、捜査長期化も

 大阪北部地震で、大阪府高槻市立寿栄小学校のブロック塀が倒壊し、4年生の女児=当時(9)=が下敷きとなって死亡した事故は、大阪府警が業務上過失致死の疑いで捜査を続けている。地震発生から18日で半年。安全なはずの通学路で起きた悲劇は防ぐことができなかったのか。これまでに施工や点検などの問題が次々に明らかになった一方、40年以上前に設置された塀ゆえ、事故の責任の所在特定が難航。府警は過失の有無を慎重に見極める方針だが、捜査は長期化する可能性が出てきている。

 ■記録なし

 ブロック塀は6月18日午前8時ごろ、大阪北部地震により約40メートルにわたって倒壊、登校中の女児が下敷きとなった。

 府警は事故直後から業務上過失致死容疑で捜査を開始。市も専門家らで構成する第三者委を設置し、原因の究明を進めてきた。

 同容疑での立件には、組織全体ではなく、個人として事故に対する注意義務と予見可能性があったことを裏付ける必要がある。今回の事故のポイントは、塀の設計や施工、点検の中で違法性の看過や人為的ミスなどがあったか▽塀が倒壊し、死傷者が出る可能性を事前に認識できたか▽設置、点検での市担当者らの役割の特定-だ。

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