文科省局長逮捕 現金以外でも賄賂認定 「欲望満たす不正利益」…商品券・旅行でも

 文部科学省の前局長が逮捕された今回の汚職事件で、東京地検特捜部は、現金ではなく、東京医科大が入試で前局長の息子の点数を加算し、合格させたことが賄賂に当たるという、異例の認定をした。贈収賄事件では金銭の授受を伴うケースが一般的だが、過去の判例に照らし、「前局長の欲望を満たす不正な利益」と判断したもようだ。

 刑法が禁止する賄賂は、公務員の職務に対する不正な利益で、必ずしも金銭に限定されていないというのが通説とされる。「有形無形を問わず、人の需要または欲望を満たすに足る一切の利益を含む」との判例があるからだ。

 過去の贈収賄事件では、換金できる商品券やビール券のほか、ゴルフ旅行や、土地取引で得た利益と時価との差額などを賄賂とみなし、立件したケースがある。

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