文科省汚職 東京医科大、同じ計画で支援対象に選定 前年度は落選

 私立大支援事業を巡る文部科学省前局長の受託収賄事件で、2017年度に事業の対象校に選ばれた東京医科大が、ほぼ同じ事業計画内容で応募した16年度は落選していたことが5日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は、医科大側が17年度の選定を確実にするため、前局長に便宜供与を依頼し、子どもの合格を約束した疑いがあるとみて経緯を調べる。

 この事業は、大学の看板となる研究の費用を助成する文科省の「私立大学研究ブランディング事業」。前科学技術・学術政策局長の佐野太容疑者(58)は、官房長だった17年5月、事業の対象校に選ぶよう便宜を図る謝礼として、自分の子どもを東京医科大に合格させてもらった疑いが持たれている。

 関係者によると、事業は16年度に始まり、全国の私立大が対象。各大学が提出した計画書に基づき、学識経験者が選定する。研究内容によってAタイプとBタイプに分かれ、16年度は東京医科大を含む69校がBタイプに応募。23校しか選ばれず、医科大は落選した。

 17年度も募集があり、東京医科大は16年度とほぼ同じ内容の計画書を17年6月までに提出。同年11月に選ばれ、1年分の助成金として3500万円の交付を受けた。

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