大阪北部地震 続く余震、残る不安 自宅と避難所の「二重生活」も…避難者ら疲れピーク

 大阪北部地震の発生から7日目を迎えた24日、大阪府高槻市などの被災地では被災者らが余震の不安が残る中、片付けに追われた。ライフラインが比較的早く復旧したため、避難所から自宅に戻る人が増える一方、倒壊の恐れなどから自宅に戻れず、避難所での生活を余儀なくされている人もいる。慣れない生活に加え、見通せない先行きに疲労はピークに達している。(猿渡友希、森西勇太)

見えない今後

 「周りの人が前に進んでいる中で、もどかしい気持ちはある。でもどうしようもない」。大阪府茨木市立穂積小の体育館に開設されている避難所に小学生の子供3人と避難する同市の会社員、田中敬美さん(41)は表情を曇らせた。

 18日の地震発生時は自宅マンションにいた。家族は無事だったが、部屋には10~30センチほどの複数のひびが入り、廊下の壁にも亀裂ができた。余震による倒壊を懸念して子供らと友人宅に身を寄せ、翌日から今の避難所に移動。しかし、余震への不安から眠りが浅くなり、夜中にトイレに行く際はドアの開閉音にも気を使う。「精神的にもつらい」という。

 ガスが止まったため、スーパーで大量に冷凍食品などを購入。自宅のレンジで温め、避難所で食べる生活を続けた。ガスが復旧した翌日の23日昼は自宅で子供らの好物であるオムライスを作り、避難所で食べさせたが、まもなく自宅マンションの玄関に、住宅の被害状況を3段階で示す応急危険度判定で上から2番目を示す黄色(要注意)の紙が張られた。子供らは「今の家は嫌や」と拒絶した。

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