大阪北部地震 登下校時に地震発生、児童どう守る 保護者への連絡など課題

 大阪北部地震は午前7時58分という登校時間帯に発生し、学校側は児童の安否確認に追われた。大人がいない状況下で災害が起こった場合、児童の安全確保や安否確認方法について学校現場に共通のマニュアルはなく、各自治体や学校で対応は分かれている。今回の地震では保護者と連絡がつかず、児童を引き渡すまでに時間がかかった学校も多かった。学校関係者は「今回を教訓に災害時の連絡体制や情報発信方法を改善していきたい」としている。

ママ友から連絡

 「もし見守りの人がいなかったら、子供だけでちゃんと判断できたか不安だ」

 大阪市都島区の主婦(40)はこう振り返る。地震発生当時、小学1年の息子(6)は、同級生と登校中。「捜しに行こう」と思ったとき、「ママ友」から「近くの中学校の校庭にいるよ」と連絡があり、ほっと胸をなで下ろしたという。息子たちを安全な場所に誘導したのは、通学路で見守り活動をしていた保護者たちだった。

 大阪府内では地震発生当時、こうした光景が各地で見られた。各学校は児童の安否確認や保護者への連絡に追われた。

 大阪市立堀川小学校(同市北区)では地震発生から約30分後の午前8時半には、全校児童723人のうち8割が登校。運動場に避難させて担任が点呼をとった後、保護者へ引き渡した。登校しなかった児童も、保護者への電話などで所在と安全を確認。同校は昨秋、南海トラフ地震を含む災害対応訓練を実施しており、林田国彦校長は「訓練のおかげでスムーズな対応ができた」と振り返る。

 ただ、保護者との連絡手段は課題となった。電話はほぼつながらず、学校のホームページにはアクセスが集中、情報更新もうまくできなかった。林田校長は「今回の地震を教訓にして、マニュアルを改善していきたい」と話す。

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