休眠断層が覚醒、大阪周辺や首都圏でM7級大地震も 識者「東京は『内陸直下型』に加え『海溝型』もある」

 近畿圏の内陸型地震は将来の南海トラフ巨大地震の予兆ともいわれている。1925年の北但馬地震(M6・8)や27年の北丹後地震(M7・3)の約20年後、44年の東南海地震(M7・9)、46年の南海地震(M8・0)が発生した。

 95年の阪神淡路大震災(兵庫県南部地震、M7・3)や2013年の兵庫県淡路島付近での地震(M6・3)、そして今回の大阪での地震も「南海トラフ巨大地震の『先駆け』である可能性は否めない」(島村氏)。

 東京など首都圏ではより警戒を要する事情もあるという。「大阪や京都の場合、活断層が見えているところが多い」と島村氏は強調する。一方で「東京近辺も(活断層の上に)軟らかい堆積物が乗っているだけで、見えにくいが、ないわけではない」と力説する。

 首都圏でも埼玉県の深谷断層帯・綾瀬川断層、越生断層、埼玉県から東京都に至る立川断層帯、千葉県の鴨川低地断層帯、神奈川県の伊勢原断層や三浦半島断層群といった活断層が存在しており、過去のM7級と同規模の地震への警戒が必要だと島村氏はみる。

 「1万人前後の死者が出た安政江戸地震(1855年)も活断層による地震と似た地震といわれている。明治東京地震(1894年)もあった。同程度の地震が起きる可能性は否めない。東京は『内陸直下型』に加え『海溝型』もあるため、大阪よりもリスクは高い」

 いつどこで次の大地震があってもおかしくないというのだ。

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